Cursor 使い方の要点を先に書く。CursorはVS Codeベースの AI搭載コードエディタで、Cmd+LでAIチャット、Cmd+Kでコード直接編集、Cmd+IでAgent Mode(複数ファイルの同時編集)が使える。無料プラン(Hobby)で月2,000回のコード補完が可能。Pro($20/月)で無制限になる。インストールから実践まで、この記事で完結する。
Lovable や Bolt.new はブラウザでアプリを作るツール。Cursorは「コードを書く側」のAIツールだ。対象が違う。プログラミング経験がある人、またはこれからコードを学びたい人はCursorが出発点になる。
Cursor 使い方 ステップ1: インストールと初期設定
ダウンロードとインストール
- cursor.com にアクセス
- 「Download」をクリック(Windows / macOS / Linux対応)
- macOSの場合: ダウンロードした
.dmgファイルを開き、Applicationsフォルダにドラッグ - Windowsの場合: インストーラーを実行し、セットアップウィザードに従う
初回起動時の設定
初回起動時に以下を設定する。
- AIプロバイダーの選択: Claude Sonnet(デフォルト)、GPT-4o、Gemini 1.5 Proから選べる
- VS Codeの設定インポート: 既存のVS Codeユーザーは拡張機能・テーマ・キーバインドをそのままインポートできる
- アカウント作成: メールまたはGitHubアカウントで登録(無料プランでも必要)
日本語化の手順
CursorのUIを日本語にする方法。VS Codeと同じ手順だ。
1. Cmd+Shift+P(コマンドパレットを開く)
2. 「Configure Display Language」と入力
3. 「日本語」を選択
4. 再起動
日本語パックがインストールされていない場合は、拡張機能マーケットプレイスで「Japanese Language Pack」を検索してインストールする。
Cursor 使い方 ステップ2: 3つの基本ショートカットを覚える
Cursorの全機能のうち、最初に覚えるべきは3つだけ。
| ショートカット | 機能 | 使いどころ |
|---|---|---|
Cmd+L |
AIチャットを開く | コードの説明を聞く、バグの原因を相談する |
Cmd+K |
インライン編集 | 選択したコードをAIに「こう変えて」と指示する |
Cmd+I |
Composer / Agent Mode | 複数ファイルにまたがる変更をAIに任せる |
Windowsの場合はCmdをCtrlに読み替える。この3つだけで、Cursorの基本的な使い方は成立する。

Cmd+L: AIに質問する
実際に使ってみる。プロジェクトを開いた状態でCmd+Lを押すと、右サイドバーにチャットパネルが開く。
// 試してみるプロンプト例
「このプロジェクトのフォルダ構成を説明して」
「auth.tsの認証フローを図で説明して」
「このエラーの原因は何?」
ファイルを参照させたい場合は@ファイル名で指定できる。例: @src/App.tsx この画面のレイアウトを改善して
Cmd+K: コードを直接編集する
編集したいコードを選択してCmd+Kを押す。テキストボックスが表示されるので、指示を書く。
// 例: 関数にエラーハンドリングを追加
コードを選択 → Cmd+K → 「try-catchでエラーハンドリングを追加して」
// 例: TypeScriptの型を追加
コードを選択 → Cmd+K → 「この関数にTypeScript型アノテーションを追加して」
変更はdiff形式で表示される。緑が追加、赤が削除。内容を確認してCmd+Yで承認、Cmd+Nで却下。
Cmd+I: Agent Mode(Composer)
Cmd+Iが一番強力だ。Agent Modeは複数ファイルにまたがる変更を自律的に行う。
// 例: Reactコンポーネントを新規作成
Cmd+I → 「ユーザープロフィール画面を作って。
名前・メール・アバター画像を表示。
編集ボタンを押すとフォームに切り替わる。
Tailwind CSSでスタイリングして」
Agentは以下を自律的に行う。
- 必要なファイルを作成・編集
- 関連する既存ファイルを読んでスタイルを合わせる
- ターミナルコマンドの実行(許可制)
- エラーが出たら自動修正
AI業務自動化に興味がある方は、Instagram(@taro_taro609)にDMで「診断」と送ってください。
Cursor 使い方 ステップ3: Tab補完を最大限に活かす
CursorのTab補完は GitHub Copilotとは別物だ。現在のファイルだけでなく、プロジェクト全体のコンテキストを読んで次のコードを予測する。
Tab補完の使い方
// 1. コードを書き始める
function calculateTotal(items) {
// 2. Cursorがグレーのゴースト表示で提案
// → Tab を押すと受け入れ
// → Esc を押すとスキップ
// 3. 複数行の提案もTabで一括受け入れ可能
Tab補完の精度を上げるコツ。
- 関連ファイルを開いておく: Cursorは開いているタブのファイルもコンテキストとして読む
- コメントで意図を書く:
// ユーザー認証チェックと書くだけで提案の方向性が変わる - 命名規則を統一する: プロジェクト内で一貫した命名をしていると、提案精度が上がる
Cursor 使い方 ステップ4: .cursorrules でAIの動作をカスタマイズ
プロジェクトごとにAIの動作をカスタマイズできる。2026年現在、.cursor/rules/ディレクトリに.mdcファイルを置く方式が推奨されている(旧.cursorrulesは非推奨だが動作する)。
基本的な.cursorrules の書き方
# プロジェクトのルール設定例
# ファイル: .cursorrules(プロジェクトルートに配置)
あなたはTypeScript/React/Next.jsの専門家です。
## コーディング規約
- 関数コンポーネントのみ使用(classコンポーネント禁止)
- スタイリングはTailwind CSSを使用
- 状態管理はReact hooks(useState, useReducer)を使用
- APIリクエストはfetchではなくaxiosを使用
## ファイル構成
- コンポーネント: src/components/
- ページ: src/app/
- ユーティリティ: src/lib/
- 型定義: src/types/
## 命名規則
- コンポーネント: PascalCase(例: UserProfile.tsx)
- 関数: camelCase(例: getUserData)
- 定数: UPPER_SNAKE_CASE(例: API_BASE_URL)
- ファイル: kebab-case(例: user-profile.tsx)
## 禁止事項
- any型の使用禁止
- console.logを本番コードに残さない
- インラインスタイルの使用禁止
このファイルをプロジェクトルートに置くだけで、AIの生成コードがルールに従うようになる。チーム開発では特に有効だ。
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Cursor 使い方 実践: 効果的なプロンプトの書き方
CursorのAIから良い結果を得るための、プロンプトの具体例を並べる。
悪い例 vs 良い例
❌ 悪い例:
「テストを書いて」
✅ 良い例:
「auth.tsのlogout関数のテストを書いて。
- __tests__/ディレクトリのパターンに合わせて
- エッジケース(トークン切れ、ネットワークエラー)を含めて
- モックは使わず実際のテスト用DBを使って」
❌ 悪い例:
「リファクタリングして」
✅ 良い例:
「この関数を以下の方針でリファクタリングして:
1. 早期リターンパターンに変換
2. マジックナンバーを定数に置き換え
3. 各ステップにJSDocコメントを追加
4. 既存テストが通ることを確認」
@記法で正確なコンテキストを渡す
// ファイルを参照
@src/utils/auth.ts この認証ロジックをJWTに変更して
// フォルダを参照
@src/components/ コンポーネント一覧を見て、共通化できる部分を提案して
// ドキュメントを参照
@README.md この仕様に沿った新機能を実装して
Cursor 料金プラン比較【2026年最新】どれを選ぶべきか

| プラン | 料金 | Tab補完 | AIリクエスト | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| Hobby | $0 | 2,000回/月 | 50回(低速) | お試し・学習用 |
| Pro | $20/月 | 無制限 | $20分クレジット/月 | 個人開発者・フリーランス |
| Pro+ | $60/月 | 無制限 | $60分クレジット/月 | ヘビーユーザー |
| Business | $40/ユーザー/月 | 無制限 | Pro全機能 | チーム開発(SSO・管理機能付き) |
注意点: 2025年6月からクレジット制に移行している。使用するAIモデルによってクレジット消費量が異なる。Claude Sonnetは軽量、GPT-4oは重め。月のクレジットを使い切ると低速モードに切り替わる(出典: cursor.com/pricing)。
おすすめ: まずHobby(無料)で試し、1週間使ってTab補完の便利さが分かったらPro($20/月)に移行する流れが最も無駄がない。
Cursor vs GitHub Copilot vs Windsurf——どれを選ぶべきか

| 項目 | Cursor | GitHub Copilot | Windsurf |
|---|---|---|---|
| 価格 | $20/月〜 | $10/月〜 | $15/月〜 |
| ベース | VS Code fork | VS Code拡張 | VS Code fork |
| Agent機能 | ◎ Composer | ○ Copilot Chat | ◎ Cascade |
| 有料ユーザー | 50万人+ | 180万人+ | 非公開 |
| 強み | モデル柔軟性・マルチファイル編集 | エンタープライズ安定性 | 自律型Cascade |
| 弱み | コスト変動(クレジット制) | Agent機能が控えめ | モデル選択肢が少ない |
選び方のガイドライン:
- コストを抑えたい → GitHub Copilot Pro($10/月)
- AIモデルを選びたい・Agent Modeを使いたい → Cursor Pro($20/月)
- 自律的なAIに任せたい → Windsurf($15/月)
出典: Builder.io比較記事、DEV Community
Cursor 使い方 でよくある質問
Q: CursorとVS Codeの違いは何?
A: CursorはVS Codeをフォーク(複製・改変)して作られたエディタです。VS Codeの全機能(拡張機能・テーマ・設定)がそのまま使え、さらにAI機能(Cmd+L/K/I、Tab補完、Agent Mode)が組み込まれています。VS Codeの拡張としてのCopilotとは異なり、エディタ自体がAI専用に最適化されています。
Q: Cursorは日本語で使える?
A: UIの日本語化は可能です(Japanese Language Pack)。AIへの指示(プロンプト)も日本語で書けます。ただし、技術用語は英語で書くと精度が上がる場合があります。
Q: Cursorの無料プランでどこまでできる?
A: Hobbyプランでは月2,000回のコード補完と50回のプレミアムAIリクエスト(低速)が使えます。エディタとしての機能は制限なし。1週間ほど試して、Tab補完の便利さを体感するには十分です。
Q: Cursorで使えるAIモデルは?
A: Claude Sonnet(デフォルト)、GPT-4o、Gemini 1.5 Pro、さらにCursor独自のComposerモデルが使えます。Cmd+/でモデルを切り替えられます。モデルごとにクレジット消費量が異なります。
Q: .cursorrules と .cursor/rules/ の違いは?
A: .cursorrules はプロジェクトルートに置く旧形式で、まだ動作しますが非推奨です。2026年の推奨は .cursor/rules/ ディレクトリに .mdc ファイルを置く方式で、ルールを分割管理できます。
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著者: 稲邉舜太朗(Lovable公式アンバサダー)
運営: テイラーの隠れ家(shuntailor.net)
最終更新: 2026年3月16日
この記事で参照した情報源: Cursor公式サイト / Cursor料金ページ / Cursor機能一覧 / Cursor Agent ベストプラクティス / Cursor Composerドキュメント / Builder.io比較 / DEV Community比較